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先月、よく利用しているショップのスタッフの子が結婚するというので、気持ちばかりですがお祝いの品を渡しました。当初話を聞くと『籍を入れたら、挙式とか披露宴とか写真撮影とかは特に憧れとかこだわりはないのでしないです』とのこと。他でも『結婚式とか披露宴みたいなのはしない』『両家で顔合わせを兼ねて食事会だけする』とかいう話をチラホラ聞き、この子だけがそうということではなく、最近のいわゆるZ世代の子たちはドライというか現実的？というのかな？と思っていました。

少し前にアラ還の俳優さんが亡くなった際に（奥様も元アイドルの女優さんでおしどり夫婦として有名なので）若い頃の結婚式の様子が映し出され、著名人とはいえ結婚式をテレビで放映していたのよねー。（つまり、ある程度の視聴率も見込める）そういえば、一般の人だって式場の演出でスモーク焚いたり、ゴンドラに乗って新郎新婦登場みたいなの流行っていたよねー。昭和恐るべし‼と結婚式に対する意識の違いを感じていたところでした。

平成後半から令和に入り結婚式はどんどんジミ婚化、さらにここ数年のコロナの影響からか挙式披露宴ナシ、新婚旅行ナシ…のナシ婚化へと進んでいるという話も聞いていました。私自身は結婚式のドレス絶対こういうの着るとかいうタイプではないけど、旅行は行きたいところに行ったので満足しました。

結婚に関するイベントみたいなものが何もかもないというのはいかがなものか？何年か後にこのころに結婚した人（特に女性）がブチ切れてデモを起こすとか、離婚率が高くなるとかそういう事態が起こるのでは…と老婆心ながら心配していました。そのショップスタッフの子が今年に入って『やっぱり結婚式します！』と嬉しそうに報告してきたときには心底安心しました。

そして今、結婚式場もホテルなども挙式披露宴の予約を取ろうと思ったら、一年先くらいまで予約が一杯とコロナ前の状況（それ以上）に戻っているそうです。コロナ禍で結婚したカップルが、ずっと延期していたとか子連れでもいいからやはりしたいとか…。よかった、よかった。結婚式出席後の友人と思われる団体を見掛ける度に日常が少しずつ戻ってきたなと実感している今日このごろです。