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2023.11.30
子どもが結婚するということ
私ごとなのですが、この度うちの息子が結婚しました!
《結婚式》というものにはもちろん今までにも当事者・参列者として何度も参加しています。ただ、親として取り組むのは初めての経験で、事前にイメージしていたものよりおもしろいし、疲れるし、感動するし…とにかく発見の多いものでした。
結婚式における親という立場は、親戚を含め招待客に対しては『本日はわざわざお運びいただきありがとうございます』という主催者側でもあるし(挙式のときにも披露宴のときにも両親の役目は結構ありました!)割とゆっくりお食事を味わいながら友人代表のスピーチを聴いている第三者的な時もあり、不思議な感覚でした。
私たち夫婦とも式の後一週間くらいはどっと疲れが出て普段の生活に戻るのに時間が掛かったので(年のせいよーとも言われましたが)やはり緊張していたし、知らず知らずのうちに気を遣っていたのでしょう。
お子さんのいらっしゃらないご夫婦も多いですし、結婚しても式は挙げないですというカップルもたくさんいらっしゃいます。
私自身も当初は『黒留袖かー、まだ暑い時期なのになー』などと思ったりしました。(ごめんなさい)でも、良い経験をさせてもらい、息子からは感謝の言葉をもらいましたが、こちらも親として感謝という気持ちです。
この仕事に携わっていることもあり、適齢期のお子さまのいる親御さまからのご相談もよく受けます。本人に相談せずの《親フライング》案件。逆に『うちは子どもの意思に任せているからー』の不干渉を装う親。どちらもわが子の結婚によって安心を得るはずです。結婚イコール幸せとは必ずしも言えないことはみなわかっています。ただ、結婚によって5年後、10年後…の家族の姿の予測がつくことで安心を得るのです。これは立派な仕事に就いている。出世している。高収入で生活が豊かだ。などとは別の次元の話。孫が生まれた。小学校に上がる。運動会を見に行く。サッカーの試合の応援。ピアノの発表会。受験だ。塾だ。ジジババとして、また孫の成長に関わる喜び。お墓や仏壇のこと…。
私たちもお相手のご両親をはじめ新しくできた親戚とも関係良好で、先日も休日を利用してご実家に遊びに寄りました。(子どもたち抜きです)
結婚は本人の話ですが、家族親戚とは切っても切れず家の話でもあるのです。なので、わが子の結婚でこの先のイメージが描けてほっとするのでしょう。