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《きのう何食べた？》劇場版大ヒットのようです。

私は初日友だちと一緒に観に行きました。

主人公の二人《シロさん》の西島秀俊さんと《ケンジ》の内野聖陽さんのやり取り（今更ながら演技が上手い‼）に周りの人たち（安定のいつものメンバー）とのエピソード、スーパーマーケットで流れる音楽までが懐かしく愛おしい。観客は私たち同様、ドラマからのファンが多いようでみな同じところで笑い、同じところで感動しているのがなんとなく感じ取れ、劇場全体の一体感みたいな感覚さえ覚えました。（映画館は間引き状態が終わり、隣の席の人と左右どちらの肘掛け＆ドリンクホルダー使うか問題が発生していましたが、そんな小さなことなどなんのその）

よしながふみさんの漫画が原作の男性カップルのお話です。原作は読んでいないのですが、ドラマ、映画を通しての二人の生活していくうちに生ずる悩みや問題は男女カップルにも共通するものも多いです。ただ、対家族（＝父母）に関する問題はやはり複雑なもののようです。良い人だし、息子を愛してくれている人だし、息子のかけがえのない人だとわかってはいる。今は男性同士、女性同士の同棲カップルも多くいる。頭ではわかっているのだけれど…ご両親の葛藤が伝わってきます。

LGBTQ題材のドラマや映画は最近本当に増えてきました。どの作品も本人たちの悩み、周りの人たちの反応と理解への道のりなどよく表しています。ただ、その後どうするの？どうなるの？が難しい。今回の劇場版も薄くなった頭髪などの話題から『俺たちも年取ったよね』という場面で終わります。彼らは（所謂手に職の弁護士と美容師なので）職業問題は一般企業に働いているより少ないのかなと思うけれど、やはり老後の生活は？と気になります。

とりあえず、映画に登場した美味しそうな料理に挑戦してみましょうか。（レシピ本2冊も出ているので！）